犬にも肥満対策は必要。運動と食事のバランスを考えよう

犬にも肥満対策は必要。運動と食事のバランスを考えよう

犬を可愛がり過ぎて、太らせてしまった人はいませんか?過剰な餌やりは犬を肥満状態にしてしまい、健康を損ねてしまいます。適切な量の餌と運動で、犬に長生きしてもらいましょう。

増えつつある犬の肥満

犬を子供のように、孫のように扱う層に見られる傾向ですが、ねだられるままに餌を与えすぎて肥満状態にしてしまう人がいます。
ぽっちゃりしているほうが可愛らしいと肥満を放置していると、病気の原因にもなりかねません。ただし犬種によってはがっちりしていて太って見えたり、やせ細っているようでそれが通常の体型の場合もあるので、愛犬の適正体重を把握しておきましょう。

ボディー・コンディション・スコアで客観的に計測

犬の肥満をチェックするには、体重を測るのが一番簡単。もっと総合的に判断する方法もあり、ボディー・コンディション・スコアと呼ばれています。
これは見た目と触った感触で、肥満だけではなく健康状態を判定する方法。標準的な犬の体脂肪率は15~25%で、それ以上になると肥満状態と言えます。見た目については脂肪に埋まって骨の存在が解らないほどだったり、腰のくびれが皆無なほど太く、樽のような体型だと体脂肪率35%以上が疑われます。反対に体脂肪率5%以下と痩せすぎが心配される犬は、骨が浮き出しているほど脂肪がなく、毛並みにも艶が乏しい状態で、こちらはこちらで食生活の改善が必要です。

肥満犬にしないための食事とは

愛犬を肥満犬にしないためには、やはり食べ過ぎを防ぐこと。人間と同じで摂取カロリーが消費カロリーを上回らず、通常の量の餌を通常の回数食べ、運動も適度にこなしている状態なら太ることはないのです。
ところが複数人で飼っている家庭で各々が餌を好き勝手にあげていたり、おやつをねだられるままにあげていると、肥満につながります。
家庭内の餌のルールを徹底させるか、それを守らない家族に対しては、犬のためであるという説得が必要かもしれません。

病気が原因の肥満もあるので見極めて

栄養状態だけではなく、内分泌系の病気や避妊手術によって肥満する犬もいます。食事も適量、運動もしているのに太る場合は、獣医師の診断を仰ぐ必要も。
例えば水を飲む量がむやみに多くなる、食欲が増す、お腹が大きいという症状が見られる場合は、糖尿病を併発する可能性もあるクッシング症候群が疑われます。
また体重の増加や食欲が増すことが顕著だと、膵臓の腫瘍、インスリノーマである場合も。低血糖になるためけいれんや虚脱が見られる場合があるので、行動が異常だと感じたら診断を受けましょう。
体重の増加と共に脱け毛や皮膚が硬くなる症状が見られたら、甲状腺ホルモンの分泌が減る甲状腺機能低下症かもしれません。食欲はあるのに衰弱していく場合は、この病気が疑われます。

記事まとめ

可愛いからといって餌やおやつをあげてしまうのは、年寄りのいる家庭ではよくあること。これを頭ごなしに注意しては反発を招きかねません。餌をやることに喜びを見出している人がいるのなら、通常の餌やりをその人に代わってもらうなど、家庭内の役割分担を変えてみるのも一つの方法です。

参考

http://www.sankei.com/life/news/160923/lif1609230004-n1.html
http://www.cpvma.com/pet/himan.htm
http://aavma.jp/index.php?%E8%82%A5%E6%BA%80%E5%AF%BE%E7%AD%96